今回は「シン・ニホン」から得た知識のまとめpart1です!
今回から以下の二人と一緒にまとめていきたいと思います!
ブックじゃ。
ニックだよ!
ブック大先生よろしく!
目次
時代が変わるスピード
今、私たちが生きている社会はデータ×AIの視点から見るとものすごいスピードで変化している。
重要なことは線形的ではなく指数関数的に変化しているということ。
指数関数って何??
累乗(2乗3乗....)のように増えていくということじゃよ。
指数関数的とは最初は緩やかだが、途中からものすごいスピードで増えていくことを言う。
じゃあ、今変化を感じていない分野でもいつか急激な変化を迎えるときが来るんだね!
そういうことじゃ。
でも実感しにくいなぁ...。
例えばこんな変化が起きてるんじゃ。
(例)
囲碁は複雑でAIが人に勝利するというのはまだまだ先だと考えられていた。
しかし、2015年10月にAI(アルファ碁)が初めてプロ棋士に勝った。
そして、2016年3月には当時史上最強と言われていたイ・セドルに勝利。
半年足らずの進化だ。
そして、2017年5月に当時非公式世界レーティング1位のカ・ケツにも勝利。
しかし、驚きはここから。
なんとその後たったの3日間の学習でアルファ碁に100戦100勝したアルファ碁ゼロが登場した。
とんでもない速さだね!!でも、そもそもAIって何?
では、次はAIとは何かを考えてみよう。
AIとは?
AIとはartificial intelligenceの略で日本語では人工知能と称される。(安宅和人氏によると正確には人工知性や機械知性)
AIって人が作った知性を持ったものってことなんだね!
そういうことじゃ。
AIってよく聞くけど、なんでもできてすごいよね!
それが最も多いAIの誤解なんじゃよ。
AIの誤解
AIはディープラーニング(深層学習)という手法で学び、成長していく。
ディープラーニングとは、その分野の様々な問題点に対する対処法を膨大なデータとしてAIに勉強させることで進化させる手法。
1つのAIが複数の分野をこなせるようになる見込みはまだない。
AIって各分野の超スーパーめっちゃスペシャリストってイメージだね!
まあ、そうじゃな…笑
もう各分野のトップレベルの才能を持つ人間を圧倒的に超える存在になっているんじゃ。
産業で利用されるデータ×AI
全ての産業にデータ×AIが利用されるようになる。(データ×AIとはAIの成長には膨大なデータが欠かせないため、「シン・ニホン」では、そう表現されている。)
(例)
・小売店
商品を袋に入れて店を出るだけで会計できる。
・農業
壁に作物を植え、LEDを照射する。
(参考:https://www.plenty.ag/vertical-farming/)
・繊維,アパレル
服のタッチで曲を再生したり携帯を操作できる。
もうこんなに導入されてるんだね!
AIを導入するのは早いほうが良いからのう。
AIは学び続ける
AIは導入された後も24時間365日様々なケースに出会い、それらをデータとして成長し、より良い対処を学んでいく。
夜も寝ないで勉強するなんて勝ち目ないよ…
勝てるところを磨くのが大切じゃな。
今後のビジネス
機械は全く同じものを提供することが得意である。
しかし、物によっては毎回形が変わったとしても人の手で作られたものが良い。というようなものもあるだろう。
サービスでも気持ちを考慮できる部分は人の強みである。
そのような需要がある限り、そのビジネスでAIの登場により人の価値が下がることはない。
データの共有
AIの成長には膨大なデータが欠かせない、そこでデータの共有がより社会を発展させることにつながる。
でも、僕は何もデータ持ってないよ!
本当にそうかな?実はニックくんの行動がデータになっていることもあるんじゃよ。
IoT化とデータ共有
IoTとは、Internet of Thingsの略で家電や家具がインターネットに接続されること。
これが多くの家庭に普及することで、膨大な数のデータが蓄積されることになる。
(例)
A社がIoTの冷蔵庫を開発、発売する。
↓
家庭に普及して、各家庭で冷蔵庫を使う。
↓
冷蔵庫が中の食材で作れる料理のレシピを提案。
↓
それを作る。
↓
そのデータが定期的にA社に送られる。
↓
各家庭での料理ランキング等を作れる。
↓
A社がそのデータから人気な料理のアレンジレシピをアップデートで追加。
このようなことが可能になる。
もちろん、プライバシーの保護は重要。
家具・家電がアップデートされるんだ!スマホみたい!
そのたとえが分かりやすいのう。家電とスマホの合体じゃ。
各学問的分野の発展
機械工学
分子レベルのサイズの機械を作ることに成功している。(2016年ノーベル化学賞)
動力は石油やエンジンではなく、化学原子になる。
遺伝生物学
2018年11月デザイナーベイビーの誕生。
遺伝子組み換えにより人を誕生させることができるようになった。
倫理的には大問題だが、技術進歩の裏づけである。
地政学
アジアが経済の中心になりつつある。
2035年には中国が経済力でアメリカを抜くと言われている。
また、インドも優秀なIT人材が豊富なため未来は明るい。(Google、MicrosoftのCEOはインド系)
日本はどうなっちゃうの!?
日本にはチャンスが訪れとるんじゃよ。
現在、日本は米中に次ぐ3位の経済規模を誇っていて、1位のアメリカとも同盟国である。
さらに、今後トップになる中国は隣国である。
このように地政学的には日本はチャンスである。
じゃあ、これからどうすれば良いの!?
そうじゃな、今のビジネスと今後の展望を考えてみるとするかのう。
現在のビジネスと今後の展望
今、強いビジネス
現在は、圧倒的にスマホ関連が強い。
初代iPhoneが発売されてから12年間で、世界の時価総額トップ10には新しいスマホ関連企業が多数ランクインしている。
日本の知らないところで始まった知らないビジネス、これに乗り遅れたばかりに日本は現在停滞している。
今後強い企業
今後は、大企業より刷新したことを始めるスタートアップ企業が強い時代になる。
企業価値がかつてとは変わったからである。
かつての企業価値
ものを作り、売り上げをだし、利益を生む企業に価値があった。
これからの企業価値
何か新しいことをしてそう、未来感がある企業に価値がある。
未来感か…。今後僕たちはどうすれば未来で勝てるの?
「シン・ニホン」によると未来の方程式というのがあるそうじゃ。
未来の方程式
未来 = 夢 × 技術 × デザイン
技術力だけあっても未来は創造できない。夢とデザインも備え持っていなければならない。
(ここでのデザインは芸術だけでなく、新しい仕組みのデザインも含まれる)
(実例1)
スティーブ・ジョブズは音楽や映像、電話、インターネット、これらを一緒にしたiPhoneを作り出し、成功した。
(実例2)
イーロン・マスクは持続可能なエネルギー社会の実現を提言して成功を収めている。
このように、妄想(夢)を語り、新しい仕組みをデザインし、技術力で実現することが今後求められる。
技術力のほかに新しい価値観、それをデザインする力が必要なんだね!
おぉ、ニック、その通りじゃ。
以上がpart1となります。
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